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草津温泉と渋温泉*真夏の外湯巡り1-4

 小さな外湯の一つ躑躅の湯とは観客の数はけた違いだ。
 草津温泉の中心地である湯畑前だから観光客は沢山いる。みんな何だろうというようにわらわらと御座の湯の前に集まってきた。
 御座乃湯に入ろうと思っていたのにまたまた入れない。

 ちょっとでも近くで見ようと御座乃湯に隣接している白旗の湯の源泉の傍まで寄ってみた。転落防止の囲いのある白旗源泉を背に、御座の湯の方を見ていると、女神様ご一行はしずしずと御座乃湯の正面に近寄り、揃いの装束の少女の巫女が木の桶を手に建物の中に入っている間、暑い中、着物姿の女神様は真剣な表情で湯畑の方を向いて立っている。
 先ほどと同様赤い大きな和傘で女神様を直射日光から守るのは白い衣装の白丁だ。

 やがて巫女たちが再び玄関に出てくると、今度は関係者が両脇に立ち、時間を掛けて記念撮影。
 その間、しばらく一般客は御座乃湯には近づけない。

 ようやくセレモニーは終わり、再び女神様ご一行はしずしずと去って行った。
 「御座乃湯、入れるの?」とパパは聞いてきたが、さっきの外湯と違って有料の観光施設だから夏休みの土曜にお客を入れないってことはなかろうと、中に入ると受付の女性は「女神様の献湯のすぐ後ですからご利益がありますよ」とのこと。
 後から草津温泉感謝祭のリーフレットをよく読んだら、各地の外湯も献湯後は入浴可となっていた。

 草津温泉で日帰り入浴しようと思った場合、もちろん立ち寄り可の旅館も数多くあるが、通常は日帰り専門の施設か外湯(共同浴場)を利用するパターンが多いと思う。
 外湯は18あるが地元の人の生活の場でもあり、キャパシティは狭くシャワーや鍵付きロッカー、休憩室などの設備は無い。
 そうすると日帰り温泉施設という選択肢が残されるが、その中でも西の河原露天風呂大滝の湯、そしてこの御座之湯の三ヵ所が草津町が関わって作った公共の施設ということになる。

 大滝の湯は何より駐車場がある。そして食事処も休憩室もある。お風呂自体も大浴場から露天風呂、貸切風呂まで何でも揃い、温泉好きの間では合わせ湯を体験できる、使っている源泉が煮川という辺りもポイントが高い。
 西の河原露天風呂はとにかくロケーション。広大で開放感のある露天風呂は他の追随を許さない。もうこれだけで十分。

 では新しくできた御座乃湯の存在意義は?
 私は湯畑前に作ったことに意味があると思った。
 外観だけでその意気込みが分かる。非常に凝っている。さらに湯畑前には白旗の湯が、その他近くに千代の湯や関の湯といった外湯もあるが、それらとの差別化を図るために、御座乃湯はきっと歴史を感じさせる外観とは裏腹に、中は機能的に多くの観光客を収容できるように作っているのであろう・・・そんな風に思った。

 思ったのだが、それはまったくの思い違いだった。

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