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桜の古都巡り*奈良観光旅行記4-5

 とりあえず財布の中身が寂しくなってきたので、目についた南都銀行のATMでお金を下ろす。
 そして地図を見ながら本当にこっちでいいのかなぁと線路に沿って歩き出した。何だか南口周辺は賑わう店舗なども見当たらず空き地や団地みたいな建物ばかりが目につく。

 奈良に都が置かれたのは710年からの70年ほどだが、今から4年前の2010年に平城遷都1300年記念事業と銘打って大々的なイベントが行われた。
 会場は奈良県内の神社仏閣などに分散していたが、中心となったのは今向かっている近鉄奈良線で言えば大和西大寺駅と新大宮駅の間にある平城宮跡だ。
 120ヘクタールの土地にありし日の平城京を再現。
 1300年記念イベントが終了した後も観光名所として第一次大極殿をはじめとする再建された建造物を公開している。
 敷地内には他に、平城宮跡資料館や朱雀門、歴史館などが点在している。

 大和西大寺駅から近いのは平城宮跡資料館だった。
 だからとにかくそこを目指して歩いていた。
 といっても駅から離れれば離れるほど川沿いの道は田舎めいていて、全然この先に大きな観光名所があるようには思えない。
 歩いている人も少なく、もちろんどの人たちも観光客には見えない。地元の人のようだ。

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