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桜の古都巡り*奈良観光旅行記3-1

 「朝の勤行の見学は予約などしなくても大丈夫なんですね? 行って受付などすぐにわかりますか?」
 「あー、石段を昇っていくと入り口にこう入れないように塞いであるように見えますけど、隙間が開いていて入れますから。で、隙間から入ってさらに登っていくと受付があるのでそちらで見学したい旨伝えて500円払えば大丈夫ですよ」
 あっ、聞いてよかった。
 入り口が閉まっているように見えたら現地で悩んでいたに違いない。

 昨夜の暗い中、駅から歩いた時と異なり、井谷屋から長谷寺まではほぼ一本道に近いし、日は昇っていないが既に辺りはかなり明るくなっている。
 私たちが歩き出してすぐ、後ろを振り返ると井谷屋から一組のカップルが出てきて、やはり私たちと同じ方角に歩き出した。おそらく目的地も同じだろう。

 参道は民家や店舗が両側に並ぶ中にぽつぽつと寺社がある通りだが、民家の多くも長い年月を経た木造建築が多く雰囲気がある。店はまだどこもシャッターを下ろしていて、私たちと後ろを歩くカップルの他は通りにはまったくひと気が無い。
 ところどころで立ち止まって写真を撮っている私たちは、しばらくすると後ろを歩いていたカップルに追い越されていた。

 途中で右手に立派な桜の木があるなと思ったらそこは法起院の門だった。
 法起院と言うのは長谷寺の塔頭で、塔頭と言うのは大きな寺の弟子による分院のような寺院のことだが、奈良のガイドブックの長谷寺の頁には近隣の見どころとして長谷寺の他はこの法起院を記載しているものが多い。
 昨日の夕方にこの辺りを回る予定にしていた時は、法起院も拝観するつもりだったが、長谷寺の勤行見学に行く今の時間帯ではもちろん法起院は閉まっている。

 法起院を過ぎるとすぐに突き当りで道は左に折れている。
 突き当りというのは正しくはなく、正面は急な石段と朱塗りの鳥居で與喜 天満神社と書かれた看板が立っている。
 しかし今は長谷寺へ向かうので道なりに左に進む。
 この道の先には長谷寺が見えていた。
 道幅は広くは無く、正面の隙間に寺の建物らしい瓦屋根が見える。そしてその後ろには小高い山があった。初瀬山だ。

 参道を歩いている間にも明るくなっていた。
 ちょうど正面の初瀬山の頂上あたりに朝日が当っている。
 門前の店が並ぶ参道を抜けると広い車道が横切っていて、道を渡ると長谷寺だ。
 正面に続くのは幅広の石段。右側に秋葉権現を祀る総受付。左に見事な満開の枝垂桜。

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