« 四万温泉・積善館の休日3-1 | トップページ | 箱根温泉郷 宮ノ下温泉 湯の宿遊月 »

箱根温泉郷 芦の湯 美肌の湯 きのくにや

 もしあなたが箱根の温泉に泊まりに行くとして、どうやって宿を選ぶだろうか。
 値段か、料理か、温泉か、それともテレビか雑誌で見たことのある宿をなんとなく選んだりするだろうか。

 私が箱根老舗旅館きのくにやを訪ねたのは紅葉も深まる秋の11月だった。
 麓ではしとしとと大人しげに降っていたはずが、気が付くとバラバラと激しく傘を叩くあいにくの雨が足元をぬらし、山道を登ってきたバスを降りると、少しでも早く乾いた部屋でくつろぎたいとそんな風に思う日だった。

 玄関で靴を脱ぎ、折り畳み傘をしまう袋をいただき、すぐに部屋に案内してもらう。
 通されたのは本館の最奥、吉昇亭。昭和初期の建築だ。
 かなり年季が入っているが、それが好きな人には落ち着けるレトロな佇まい。
 部屋からも小さな庭園と色づいた紅葉が楽しめる。

 約300年の歴史を誇るきのくにやの自慢は、何と言っても温泉。
 箱根にあって温泉なんて当然過ぎて今更と言うなかれ。
 芦の湯は江戸時代から名高い箱根七湯のひとつであり、高所にあってアクセスが容易でなかったにも関わらず湯治客がひっきりなしに訪れ、当時の温泉番付でも前頭筆頭と箱根の温泉の中では群を抜いていたそうだ。
 交通機関が発達し多くの観光客が訪れる現在では、箱根十七湯などとずいぶん数が増えているが、個性の異なる自家源泉を持ち、極上掛け流しでそれを楽しめる宿はそうは無い。

続きを読む 箱根温泉郷 芦の湯 美肌の湯 きのくにや

|

« 四万温泉・積善館の休日3-1 | トップページ | 箱根温泉郷 宮ノ下温泉 湯の宿遊月 »

旅行・地域」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

更新情報」カテゴリの記事

温泉」カテゴリの記事

温泉紹介」カテゴリの記事