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相原正明写真展「Mother Earth」

オーストラリアの大自然をテーマに写真を撮り続けているカメラマン、相原正明氏の写真展に行って来た。

いのっちさんのどこに行こうかオーストラリアの記事を見て、その日の朝、急に思い立ち、新宿のペンタックス・フォーラムに出かけてきた。

西オーストラリア州の砂漠、海岸、荒れ地、タスマニア州の森、湖などが中心。
有名な場所ではグレートオーシャンロードピナクルズクレイドルマウンテンなどがあるが、名前も知らない場所が多い。

彼の写真には人の姿が無い。
どこまでも静寂、または風の音がする中に、厳しい大自然が広がっている。
森をとらえるときも森ではなく木の一本一本を、花をとらえるときも色彩よりも生命力を、フィルムに焼き付けようとしているようだ。

また、展示された写真の下にはそれぞれ当時のエピソードがそなえられていて、過酷な写真風景とは裏腹に、思わず「いやだぁ」と吹き出してしまいそうな楽しいコメントが沢山並んでいた。

ひとしきり写真を拝見した後、相原氏ご本人にいろいろお話を伺うことができた。
初めてエアーズロックに行ったときにはまだ空港もなく、今はもう寂れてしまったアリススプリングスから砂漠の中を陸路で行った。そのときの感動のこと。
地球の歩き方にバイクで回るオーストラリアについて執筆したら、それを片手にほとんどバイク経験が無いどころか初めてバイクに乗るような初心者が内陸に分け入り、事故が後を絶たず、あの本は書かなければ良かったと思ったとか。
砂漠で強風のあまり30万もするカメラが落ちてまっぷたつになり(三脚をネジで止める部分から割れてしまったとか)、すっかり落ち込んでいたらその夜、月明かりで夜の虹が出たとか。
砂漠の月明かりはとても明るくて本が読めるほどだとか。
11ヶ月の赤ちゃんを連れて内陸の旅をする強者もいたとか。
他にもたくさん・・・。
とても面白く、興味深く感じた。

ペンタックス・フォーラムの写真展は今日が最終日だが、続けて5月31日から6月20日までHONDAウェルカムプラザ青山でも開催されるので、興味のある方は見にいらしては。

また氏の写真は、成星出版「砂の大陸」、アスペクト「地球日和」、ウェーブ「天のしずく」、阪急コミュニケーションズ「オーストラリアの不思議100」(共著)、同「オーストラリアの花100」(共著)などでも見ることができる。
[BS JAPAN472のMother Earthのサイトでも相原氏の写真を見ることができる]

私は今のところケアンズ周辺ばかり旅しているが、私をあの大陸に駆り立ててやまないものは、街ではなく厳しく特異な大自然と生態系なのだと、改めて強く思わされた写真展だった。
いつかアウトバックや人の痕跡もない海岸線を旅してみたい。

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コメント

相原正明さんの写真展は、オーストラリア政府観光局のメルマガで知っていましたが、三重からじゃ遠いし、今忙しいし、無理だなぁと諦めてたんですが、よしかさんは見に行かれたのですね。(すぐに行けるところが都会暮らしの人は羨ましい(>_<))
「オーストラリアの不思議100」も「オーストラリアの花100」も購入済です、えへへ(^^ゞ
この本の中で相原さんの写真では、キンバリーのスイレンの写真が好きです。よしかさんの言われるように生命力を感じますもの。キンバリーと言えば、バングルバングルの荒涼とした写真しか知らなかったので、見た時、ドキッとしました。いつかキンバリーに行ってみたいですね。
よしかさんはご本人ともお話をされて、ますます写真のストーリーが膨らんだことでしょうね。
いい時間を過ごされましたね。
ああ、東京だけでなく、名古屋でも写真展をしてくださらないかしら…。(溜め息)

投稿: メタ | 2005/05/27 23:54

メタさん、絶対にメタさんはオーストラリアの100シリーズ、持っていると思ったわ。
写真展はオーストラリア政府観光局のメルマガでも確かに見たのですが、メルマガはどれもあまり真面目に読んでいないので、やっぱりいのっちさんのブログがなかったら行こうと思わなかったと思います。

まさかご本人にお会いできるとは思っていませんでした。
とても気さくな方で、とにかくタフでユーモアがある。
このどちらが欠けても、あのように過酷な自然状況下で生命力に溢れた心を打つ写真は撮影できないのだろうと思いました。

投稿: よしか | 2005/05/28 17:27

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木曜日/ 話しは前後するが、木曜日の午後、西新宿の三井ビルペンタックスフォーラムへ。丸の内線を下りて西新宿に向かう蒸し暑い動く歩道がある直線の道を歩くのは久しぶり。ムカシあった芸術的なダンボールの家は跡形もないなぁ。と思いつつ水曜日人生の師にご紹介いただいたカメラマン相原正明氏の個展の最終日終了1時間前にお邪魔する。 知り合いのプランナー曰く、今年の流行色はアースカラーとのこと・・。関係ないか・・・。 マザーアースと名付けられたその写真展は、地球のありのままの姿、(原形と言ってもいいの... [続きを読む]

受信: 2005/05/29 00:22

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